バッチファイルを使う

概要

バッチファイルの役割からWindows環境でのバッチファイルの使い方までをまとめました。

コマンドライン操作

基本的にWindowsで何か作業をする場合、

例えばフォルダを作る、ファイルをコピーする、環境変数を設定する、など。

マウスを使い、アイコンをクリック、メニューを表示して、とGUI操作で作業すると思います。

しかし、パソコンを操作する手段はもう1つ用意されています。

それがコマンドライン操作です。

ますはコマンドプロンプトを起動。
(Winキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を表示、”cmd” と入力で起動します。)

コマンドプロンプトにコマンドを入力するとGUI操作と同様のことが行えます。

例えばフォルダを作る。

コマンドプロンプトに”mkdir work”と入力します。

そうすると”work”という名前のフォルダが作成されます。

以下は一般的なコマンド一覧です。

Noコマンド処理内容
dirフォルダに格納されたファイルリスト表示
mkdirフォルダ作成
cd フォルダ移動
renファイル名変更
delファイル削除
copyファイルコピー
7typeファイルのテキスト表示
8set環境変数設定
9d:Dドライブに移動
10exitコマンドプロンプト終了

バッチファイルの役割

コマンド入力で操作をしていると繰り返し同じコマンドの流れを入力するときがあると思います。

そのようなときに活躍するのがバッチファイルです。

実行したいコマンドの流れをテキストファイルに書き出して拡張子を.batとして保存。

コマンドラインに保存したバッチファイルのファイル名を入力。

するとテキストファイルに書き出したコマンドが順次実行されます。

バッチファイルの実行はファイルのアイコンをダブルクリックするだけでもOKです。

それならコマンドを知らない人でも容易にコマンドライン操作が実行できるわけです。

バッチファイルを作成することはコマンド入力の簡素化や誰でもコマンドライン操作ができるようになるというメリットがあります。

例えばプログラムの開発環境を作成するために環境変数を設定する。

そのようなときはバッチファイルを作成し、、グループで共有すれば共通の環境を作成することができます。

バッチファイルの中身

環境変数を設定する場合、バッチファイルの記載内容は以下です。

set WORK=testvalue

上記では変数名”WORK”に”testvalue”を設定しています。

また、Windows10の場合はsetxコマンドを使います。

setx WORK testvalue

環境変数にはユーザー環境変数とシステム環境変数がありますが上記はユーザー環境変数に設定するコマンドです。

また、コマンド実行後はパソコンを再起動しないと反映されません。

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