~ エンデベッドシステム開発経験を回顧する ~
とあるエンデベッドシステムの開発工程
初期開発が終わり、現地運用も安定している。
その中で毎年、新機能追加案件があり、年度末に現地展開する。
そんなエンデベッドシステムの開発工程とはどのようなものか。
典型的なウォーターフォール型、V字モデルの開発工程である。
様々な要求仕様があるなかで対応要・不要を取捨選択し、該当システムに落とし込み、仕様を策定する。
その仕様をもとに基本設計→詳細設計→コーディングと開発を進め、
単体試験→結合試験→総合試験と検証を行う。
ここでプロジェクトの受注側として品質を保証してリリースとなる。
あとは受入検査として発注側の品質検査が行われるわけである。
たがしかし、要求仕様というものは得てしてすんなり決まるものではなく、
1年を通して2度、この工程を繰り返すのが常であった。
(第1期を8月にリリースし、第2期を1月にリリースする。)
従ってプロジェクトの人の流れもこれに沿うものとなり、年に2度ある詳細設計→結合試験の工程で開発者が集約しては解散するを繰り返すのである。
はてさて、では今回の事象の原因となった「サーバーから通知された設定値を必要もなく参照してしまう」問題は本来どの工程で解決すべきであったのだろうか。
ちなみにサーバーからの通知を受け入れる仕様が確定したのは11月である。
これは個人的体験談を元にした回顧録です。企業名、人名などは架空の名称です。
毎週日曜日更新。
随時、加筆、修正を行います。
投稿日 | 2022.04.24 | 更新日 | 0000.00.00 |